Boys Be Functional

動きやすく、痛めにくい身体作りを、世界中の誰よりも分かりやすく。

構造と機能

「筋トレで付けた筋肉は、使えない」という考え方は浸透していながらも、多くのアスリートは日々筋トレに励みます。

筋トレでつけた筋力と、動きやすいカラダを作ることにはイコールではないのですが、「では、実際に何が違うの?」と言われると、答えられない方も多いでしょう。

 

カラダの「構造」と「機能」について、なるべく簡易な言葉でまとめていきます。

 

筋肉の量(構造)は、車で言うところの「馬力」に当たります。

F1レースを走る高性能な車は、相当な馬力を持っています。

カラダの使い方(機能)は、操縦者の運転テクニックとなります。

もし運転初級者がF1レースを走るような車を運転したとすると、どうなるでしょう?

 

カーブや難しい切り返しなどではクラッシュなど大きなリスクが伴うでしょう。しかも自分の扱える以上の馬力がありますから、事故を起こした時の衝撃も大変なものになります。(スポーツでいうなら、これが怪我となります)

 

よくある質問で「筋肉を強くすることと、動きを改善すること、どちらを優先すべきですか?」というものがあります。

車に例えて答えるならば「まず今ある車を乗りこなせるようになってから、馬力のある車に買い換えるべき」です。

 

筋力が上がっても、それを扱いきれない。

逆に機能ばかり向上しても、そもそもの筋力がなければパワフルには動けない。

つまり、同時進行で強化していくことが大切です。

 

では「筋力が強くなる仕組み」に関しては、次に言及したいと思います。

 

Coach Y