Boys Be Functional

動きやすく、痛めにくい身体作りを、世界中の誰よりも分かりやすく。

筋肉がつけば、高く跳び、速く走ることができるのか

基礎知識もほどほどに、中核に入って行きます。

スポーツで高いパフォーマンスを発揮するために、多くのアスリートがトレーニングに励んでいます。

では、筋肉さえ付けば、より動きやすい体が手に入るのでしょうか?

 

答えはNoです。

 

これまで解説してきた通り、筋肉の太さは筋力に比例するので、より強い力を出すことができるようになります。

しかし、それが「動きやすくなる」のとは別物なのです。

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 上の図は、米国の理学療法士であるGray Cookが提唱したパフォーマンスピラミッドと呼ばれるものです。

スポーツのスキルを向上させるためには筋力を含む「Performance」が必要となりますが、その前に正しい動作を習得する「Movement」の要素が必要ということです。

 

「Movement」とは、簡単に言うとモビリティとスタビリティのことです。

『それぞれの関節が、それぞれ必要な分だけ動き、必要な分だけ安定できること』です。(これに関しては、既に解説したので割愛します)

 

次項では、よりスムーズに動くために必要となる「バネ」のメカニズムを分かりやすく解説して行きます。

 

Coach Y