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靭帯の役割①

では次に、骨と骨をつなぐ靭帯について解説して行きます。

 

良くニュースでも、「◯◯選手、△△靭帯損傷」などと見出しが出ることがあります。

※「三角(さんかく)靭帯」という靭帯も存在します。)

 

靭帯は基本的に大きく伸び縮みせず、関節がおかしな方向に曲がらないようにガードしてくれている組織です。

前述の通り膝や肘は曲げ伸ばししかしない関節ですが、それは左右に強力な靭帯があり、動きを止めてくれているからなのです。

 

この靭帯、一度痛めたり切れたりすると、治癒までに長い時間が掛かり、あるいは手術を余儀なくされます。

 

しかし、体には筋肉と靭帯が混合しているものもいくつかあります。

代表的なのは、皆さんの太ももの外側に付いている大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)。

これは腰骨から始まる筋肉なのですが、途中で腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)に移行する珍しい筋肉です。

当然、靭帯は緩めることができないので、この筋肉をほぐすには少し工夫が必要です。

 

もう一つは大腿四頭筋(だいたいしとうきん)。

太ももの前に付いている筋肉ですが、骨盤から膝のお皿まではほぼ筋肉、そこからスネ前の付着部までは靭帯という、変わった筋肉です。

こちらも筋肉が硬くなってしまうと、つながる膝のお皿の周辺で痛みが起こることが多く、しっかり緩めておくことが必要になります。

 

具体的な解決方法は、違うタイミングでご紹介できればと思います。

 

Coach Y