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関節物語④体は関節で繋がっている

前項では姿勢についてまとめました。

今回は、関節同士のつながりについてまとめます。

 

体には多くの関節が存在しますが、一つの関節の問題が、隣接する他の関節にまで影響を及ぼすことがあります。

下の図をご覧下さい。

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関節同士の関係性をわかりやすく説明してくれます。

例えば股関節が内旋(太ももの骨が内側に回る)を起こすと、膝を介して繋がっているスネの骨も内側に回ります。

すると今度は、足の骨も内向きに捻れを起こし、扁平足のように土踏まずが落ちてしまうのです。

 

よくスクワットをする際に、膝が内側に入ることを「Knee in(ニーイン)」などと呼び、膝を痛めやすい動作不良と言われますが、前述の通り膝は曲げ伸ばししかすることができません。

膝が「捻られて」しまう原因は、股関節や足首にある、ということが、この図からお分り頂けるかと思います。

(このように、膝は隣接する関節の影響で痛めやすいことから、「Knee is Victim(膝は犠牲者である)」などと言われたりします)

 

また、これを逆に応用すると、扁平足を直すために股関節にアプローチするということもできる、ということになります。

 

Coach Y